忍者ブログ

2025-05-13(Tue)

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2012-02-11(Sat)

九州の各県警 組員検挙、法令を駆使 凶悪事件解決の糸口に

 福岡を中心に暴力団犯罪が深刻化する九州で、各県警が今年に入り、ありとあらゆる法令手段を駆使して暴力団組員の大量検挙に力を入れている。「組員であることを隠してのクレジットカード申し込み」「組員であることを隠してのゴルフ場利用」など、一般人にはあまり適用されないような容疑で逮捕し、暴力団の勢いを鈍らせる作戦だ。警察幹部は「とにかく1人でも多く暴力団を逮捕し、発砲など凶悪事件解決の糸口にもしたい」と強調している。



                   ◇



 ゴルフ場は一般的に利用規約で、暴力団関係者のプレーを禁止している。「組員であることを隠してプレーすればゴルフ場をだました詐欺容疑にあたる」として、宮崎県警は1月17日、同県都城市の指定暴力団山口組系組員の男(37)を逮捕した。



 組員の男は約3週間の勾留を経て2月7日、別のゴルフ場で同様にプレーしたとして詐欺容疑で再逮捕された。こうした詐欺の解釈による逮捕は九州では初めてという。



 昨年全国最多の18件の発砲事件が起きた福岡県警は「1月から(組員逮捕の)スタートダッシュをかけている」。銃刀法違反や傷害をはじめとするさまざまな容疑で、1カ月で60人以上の組員や準構成員を逮捕。例年、逮捕は年間400人程度なので、かなりのハイペースといえる。



 1月17日には、職業を偽ってクレジットカードをつくったとして、指定暴力団九州誠道会相談役の男(66)を、これも詐欺容疑で逮捕。



 些細なことに思われかねない偽りであっても、最高幹部の身柄を拘束することで、暴力団に対する断固たる姿勢を示すのが狙いといえる。ある捜査幹部は「宮崎が(ゴルフ場利用での逮捕を)やったことも、われわれ他県警にとって弾みになる」と県境を越えた相乗効果を期待する。



 一方で、1月17日に福岡県中間市で起きた「黒瀬建設」社長銃撃事件など、市民が巻き添えにされた凶悪事件は依然として犯人逮捕に至っていない。



 暴力団によるとみられる発砲事件が相次ぐ北九州市の50代の建設会社役員は「組員は全員逮捕するつもりで、どんどんやってもらいたい」と話すが、建設業界の中には「犯人を捕まえてくれないと、怖くて暴力団排除活動に参加できない」と不満や不安の声が出ているのも事実だ。



 福岡県警の捜査幹部は「市民への発砲事件は目撃情報もなく、捜査が非常に難しい」としつつ、「どんな小さな事件でもどんどん検挙していく。逮捕した組員を厳しく取り調べることで重大事件の手がかりが得られる可能性もあるし、徹底的に組織の弱体化を図っていく」と話している。

(この記事は福岡(産経新聞)から引用させて頂きました)



au 機種変更

PR

この記事にコメントする

Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする

カレンダー

04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

スポンサードリンク

プロフィール

HN:
矢口 倫子
性別:
女性