とあるコンビニオーナーの経営談議:
コンビニのレジで清算を待っていて、イライラしたことがある人も多いだろう。待ち時間が長くなる原因は、前に並んでいる人の買い物量や従業員のさばくスピードであったりする。他の人が絡む要因を変えるのは難しいが、せめて自分のレジ清算のスピードを上げることで時間を短縮させることができるのではないだろうか。
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レジを打っている側(筆者)からすれば、ムダな時間がかかっているのは金銭のやり取り時が多い。この小銭を出す行為がスムーズになれば、清算時間が短縮されるのだ。
●小銭の出し方がカギ
小銭は積んで出さない
よく小銭を縦に積んで出される方がいるが、その場合積んだ小銭を崩してから数えるという行為になる。平面に並べて出したほうがレジの従業員も早く数えることができる。また硬貨を種類ごとにまとめると、さらにスピードアップする。
小銭は従業員に数えさせましょう
小銭がたまっている場合、1000円以下の買い物時には小銭で支払いたくなる。しかし、ジャラジャラと小銭を財布から抜き出すのは至難の業。そんな時はレジカウンターに小銭を全部出して、従業員に数えてもらったほうが早い。
え? 恥ずかしい? いや、気にすることはない。従業員もそうしたほうが早いと感じている。ちなみに筆者は、財布に小銭をたくさん持っている人を見ると「あ~その小銭全部両替させてくれえ」といつも頭の中で考えているのだ。
携帯電話や電子マネーがなかった頃、公衆電話やバスなどに乗ることを想定して意識的に小銭を貯めている人が多かった。しかし今は電子マネーやクレジットカードなどの普及で、小銭を使うシーンが少なくなった。そこで財布にたまった小銭は、コンビニで使うのはいかがだろうか。
ただし大量の小銭(同一貨幣21枚以上)は法律によっても規制されているので、従業員に確認してから出したほうがいいだろう。
“通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律
第七条 貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する。
(磨損貨幣等の引換え)”
端数合わせはパターンを覚えておく
最近は財布の中に小銭を増やしたくない人が増えているためか、端数をピッタリにして小銭をもらうケースが多い。レジ側からすればお釣りを渡すのが簡単なので、ぜひお願いしたい行動だ。しかし計算をするのに戸惑って、余計に時間がかかっているケースもある。
小銭がたくさんある時はそのまま端数を出せばいいのだが、困るのは8円払いたいのに3円しかない場合だ。そんな時は「5」を起点に考えればいい。「5」より低い場合はそのまま小銭を出せばいいが、「5」より大きいが「5」は持ってないとき。そんなシーンでは、ひと桁上の小銭と端数を出せばいいい。文章では少し分かりづらいので、下の表を参考していただければと思う。
表:端数支払い(http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1203/09/news009.html)
中には「小銭を探すのが面倒なので、大きい札で出したほうが早い」という人もいるだろう。大きい金額の場合、お釣りを渡す行為も付属するので、時間の短縮にはつながらない場合が多々ある。お釣りでもらう小銭の量を考えながら、「ここは大きいお札を出すほうが早い」と判断すればいいだろう。
※今回は小銭の出し方に特化して書きましたので、お客様の買い物内容、従業員の熟練度によって状況は変化することをご了承ください。
以上、「コンビニのレジを早く済ませる方法」を紹介した。レジの待ち時間にイライラする人は、このスピードアップ術を試してみるのはいかがだろうか。(かわりものや)
(この記事は産業(Business Media 誠)から引用させて頂きました)
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