男性3人に対する殺人罪に問われた木嶋佳苗(きじまかなえ)被告(37)の裁判員裁判は1日、さいたま地裁で第30回公判が開かれた。
被告人質問で検察側は、2009年5月に殺害されたとされる千葉県の安藤建三さん(当時80歳)の金銭関係について尋ねた。
検察側は、安藤さんが08年10月~09年4月、木嶋被告とのデート中に意識を度々喪失していると指摘。木嶋被告がこの際、安藤さんのクレジットカードなどを無断使用して買い物をしたり現金を引き出したりしたほか、08年秋には安藤さん宅から絵画を持ち出し、別の男性に渡して金を得るなどした、と主張してきた。
木嶋被告は1日の被告人質問で、「やましいことはありません」「(安藤さんから)キャッシングしてと頼まれた」「金はカードと一緒に安藤さんに渡した」などと説明。「安藤さんが使ってよいと言った。罪悪感を感じる必要はない。それほど裕福ではないと知っていたので、買い過ぎだとは思った」とも述べた。
(この記事は社会(読売新聞)から引用させて頂きました)
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