国際NGOのプラン・ジャパンは、ひな祭りシーズンにちなみ、2012年2月1日から3月31日までを「女の子応援月間」と設定して途上国の少女および女性への寄付を呼びかける。
女の子応援月間は、プラン・ジャパンが推進するキャンペーン「Because I am a Girl 途上国の女の子に笑顔を!」の一環として実施するもの。途上国の子どもたちの中でも、特に過酷な環境に置かれやすい少女たちへの支援を募る。
支援対象は2つのプロジェクトがあり、インドのプロジェクトでは売春宿から救出された少女や売春に従事せざるを得ない母親を持つ子どもを保護し、職業訓練などを通じて自立を促すためのシェルター設置を目指す。ネパールのプロジェクトでは、貧困層の女性が預金貸付組合を組織し、養鶏や野菜の販売、起業や会計などについて学習して、世帯収入を増やせるようにする。
寄付の方法は、プラン・ジャパンのWebサイトからクレジットカード決済で申し込むか、ゆうちょ銀行の振込用紙を使って口座に振り込む。女の子応援月間の期間中に対象プロジェクトのいずれかに1000円以上寄付した人には、受領確認書とともにオリジナルポストカード2枚1組が送られる。詳しい問い合わせはプラン・ジャパン事務局広報担当(電話:03-5481-0030、電子メール:hello@plan-japan.org)まで。
プラン・ジャパンによると、多くの途上国では教育や健康などあらゆる面で少女に十分な機会や権利が与えらていない。一方で、小学校の女児就学率が上がるほど国のGDP(国内総生産)も上昇するとの報告がされている。Because I am a Girlキャンペーンは日本のほか英国、オランダ、オーストラリアなどで展開され、少女に対する支援の重要性をアピールしている。
取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント
(この記事は経済総合(日経ウーマンオンライン(日経ウーマン))から引用させて頂きました)
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