サムスン創業者の長男、李孟熙(イ・メンヒ)氏(81)は、父親である故イ・ビョンチョル会長が残した資産のうち7100億ウォン(約510億円)の分与を要求し、今月12日に弟の李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長などを相手取り、相続分請求訴訟を起こした。
李孟熙氏の息子の李在賢(イ・ジェヒョン)氏(52)が会長を務めるCJグループは、14日に父親による提訴が報じられると「訴訟は全然知らなかったことであり、訴訟を取り下げるように(李孟熙氏を)説得することを含め、事態が円満に解決するよう努力する」と話した。
ところが、李孟熙氏が提訴する直前、同氏の訴訟代理人である法律事務所「和友」の弁護士とCJ社員が同氏の滞在している北京に向かっていたことが24日、判明した。
財界関係者によると、和友の弁護士は今月11日午後、CJ社員と北京行きのアシアナ航空機に隣同士で座り、現地に向かい、翌12日夕の便で仁川空港に帰国した。
和友の弁護士とCJ社員がなぜ隣同士で座り、北京に向かったのかは確認できなかった。
しかし、2人は李孟熙氏の相続訴訟問題で北京にいる同氏を訪ねたのではないかとの疑いが当然生まれる。同氏の訴状は2人が北京から戻った12日にソウル中央地裁に提出された。
和友の弁護士は、訴訟のために北京に向かい、李孟熙氏と会ったことは認めた。提訴当日の12日午前に委任状を受け取ると、それをファクスでソウルに送り、和友は電子方式でソウル中央地裁に訴状を提出したという。
しかし、問題の弁護士は、CJ社員が同行して、李孟熙氏と会ったかどうかについては「話すのは差し支える。事実確認はできない。後日話したい」と答えた。
CJは「該当する社員に尋ねたが否定している。社員が(航空券を購入するために)法人用クレジットカードを使用していないか、北京に向かうために休暇を取得していないかも確認したが、そういうことはなかった」と説明した。
(この記事は韓国(朝鮮日報日本語版)から引用させて頂きました)
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