金沢市は、1日200円の基本料金で自転車を借りることができる「まちのり」事業を24日に始める。14年度の北陸新幹線金沢開業に伴う観光客増を見据えた施策で、市内18カ所の駐輪場にレンタル自転車155台を置く。借りてから30分以内に返却すれば、200円で1日に何回でも乗れるのが特徴。市は「短時間の移動手段として使ってほしい」としている。
市は9日、金沢市広坂1の金沢21世紀美術館前の駐輪場で、報道陣向けに利用方法を公開した。
駐輪場は観光客が多く集まる兼六園や、ひがし茶屋街などに設置する。現金払いで利用する場合は、提携ホテルの窓口で申請書類に記入し、預け金(800円)を支払う必要がある。一方、各駐輪場に設置された端末機でクレジットカードを使えば、窓口に出向く必要がなく、その場で貸し出し手続きを終えることができる。駐輪場ですぐに借りることができ、利便性が高い。
借りた後、30分以内に別の駐輪場に返せば基本料金の200円だけで済む。しかし、30分を超えると30分が経過する度に200円の追加料金が必要。
金沢は雨の日が多く、利用者が使いたい時に自転車に乗れない可能性もあるが、市は「空に晴れ間が広がった時、さっと目的地まで短時間で移動して返却する使い方を想定している」としている。【松井豊】
3月10日朝刊
(この記事は石川(毎日新聞)から引用させて頂きました)
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