トレンドマイクロの公式 Blog によると、2011年8月から2012年1月にかけては、ブラックマーケットではクレジットカード番号が1件あたり1~3ドルで、銀行口座が1件あたり25~35ドルで取引されていたという。Facebook アカウントはぐっと単価が下がり、1,000アカウントあたり15ドルだった。
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クレジットカード番号は、カード発行国によって値段に多少の差異があり、米国発行のカードは他国と比べると割安のようだ。クレジットカードを多用する国民性や消費習慣と、クレジットカードの発行量が多い点から、悪用や流出される場合も多いと考えらる。
銀行口座は、オンラインバンキングの暗証番号と一緒に売買されることが一般的だが、直接、金銭を不正獲得できる点や、金銭のやり取りに利用できることから、カード番号よりも高い値段で取引されている。ただし、2007年の調査では 3,950円(50米ドル)、2010年1,580円(20ドル)~5,530円(70ドル)だったものが、今回は25~35ドルで、価格は安くなってきている。
SNS アカウント情報は、スパムメッセージを送信するためか、ある程度のボリュームで売買されるようだ。1件あたりに換算すると twitter アカウント価格は Facebook アカウントの2倍以上の金額になっている。世界的には Facebook ユーザー数は twitter ユーザーを上回っているとされるため、アカウントを詐取され、悪用される被害者数も多くなっている事情を示しているのかもしれない。
さて、Web メールはどうだろうか。
Gmail は Yahoo!メールと Hotmail の約4倍以上の価値があるようだ。他の2つと比較すると、Gmail のアカウント情報は Android OS 搭載モバイル端末や SNS「Google+」との関連性が高いため、価格も高騰している、と推測される。
(この記事はセキュリティ(japan.internet.com)から引用させて頂きました)
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